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【タカタショック(下)】前代未聞の3000万台リコールに…「日本車たたきにつながる」危機感募らせるトヨタ、ホンダ

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【タカタショック(下)】
前代未聞の3000万台リコールに…「日本車たたきにつながる」危機感募らせるトヨタ、ホンダ

エアバッグ問題の対応を急ぐホンダの伊東孝紳社長(中央)=25日午後、熊本県大津町

 11月25日、ホンダの熊本製作所(熊本県大津町)で、バイクの世界累計生産が3億台に到達した記念式典が開かれた。だが、手放しの祝賀ムードはない。伊東孝紳社長は「現場の管理ミスが多かった。申し訳ない」と頭を下げた。

 この日、ホンダは米道路交通安全局(NHTSA)に対し、タカタ製エアバッグの関連(8件)を含む死傷事故1729件の報告を怠っていたと発表した。最大3500万ドル(約41億円)の罰金が科される恐れがあるという。

 タカタ製エアバッグのリコールは全世界で約2千万台規模に拡大。最大で3千万台規模となるとの見方もある。なかでも昭和62年からタカタとエアバッグの共同開発を進めたホンダは、リコール台数も他社より多く、世界で1200万台超に上る。

 ホンダは現在も、「タカタがエアバッグを作れなくなったら困る。問題解決には協力を惜しまない」(広報)との姿勢を崩さない。

 だが、批判は想像以上の広がりをみせ、ホンダは調査リコール(無料の回収・修理)の範囲を全米に拡大したほか、日本国内でも約13万5千台の調査リコールに踏み切った。リコール拡大に消極的なタカタと一線を画した対応は、信頼失墜を恐れるホンダの焦りの表れだ。

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