産経ニュース

「コーポレートガバナンス・コード」って何? 金融庁、東証が12日に最終案策定

ニュース 経済

記事詳細

更新


「コーポレートガバナンス・コード」って何? 金融庁、東証が12日に最終案策定

 金融庁と東京証券取引所が12日、上場企業の企業統治の指針である「コーポレートガバナンス・コード」の最終案をまとめる。東証は株主総会が集中する来年6月までに、この指針を上場規則に反映させる方針だ。指針の内容や狙いなどをQ&Aでまとめた。

 Q コーポレートガバナンス・コードとは何か

 A 株主の権利や取締役会の役割、役員報酬のあり方など、上場企業が守るべき行動規範を網羅したものだ。法的な強制力はないが、「Comply or Explain(同意せよ、さもなくば説明せよ)」との原則に基づき、上場企業はコードに同意するか、しない場合はその理由を投資家に説明するよう求められるようになる。

 Q なぜ導入するのか

 A 企業が資本を効率的に使っているかどうかを表す株主資本利益率(ROE)は、日本企業が約8%と米国(約17%)の半分以下だ。日本企業の経営者がリスクを恐れ、企業のM&A(合併・買収)や新規設備投資など攻めの経営を躊(ちゅう)躇(ちょ)したり、収益を株主への配当や従業員の賃上げに回さず、内部留保をため込んだりしていることが背景にある。政府はこうした企業の慎重姿勢を打開し、国際競争力を高めようと、今年6月の新成長戦略にコードの策定を盛り込んだ。

「ニュース」のランキング