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シティバンク銀の個人部門、三井住友銀への売却で調整

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シティバンク銀の個人部門、三井住友銀への売却で調整

 米系シティバンク銀行が個人向け部門の売却先を三井住友銀行にする方向で検討に入ったことが18日、分かった。両社は近く本格交渉に入り、年内の最終合意を目指す。買収額は300億~400億円を軸に調整するもようだ。

 シティ銀は、低金利が続く日本事業の採算悪化を理由に、今夏に個人向け部門などを売却する方針を決め、入札を実施。今月7日に2度目の入札を行った。

 この結果、買収に向けて、仏金融大手ソシエテ・ジェネラルから昨年買収した富裕層向け銀行「SMBC信託銀行」との事業統合を提案したとみられる三井住友銀に優先交渉権を与えることが濃厚となった。

 三井住友銀は、シティ銀の32の個人店舗や約1500人の従業員を引き継ぎ、シティの世界中の現金自動預払機(ATM)を使える顧客サービスなども維持していく。三井住友銀は買収で個人事業の強化を図る。

 一方、シティ銀は、「ダイナースクラブ」ブランドのクレジットカード事業の売却先も探している。

 三井住友銀はすでに複数のカード会社を抱えており、シティ銀のカード事業の買収は見送る方針。現在、三井住友信託銀行がカード会社のみの買収をシティ側に打診している。

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