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スマホで勉強効率化、お助けアプリ続々 「単語帳」「手書きノート」共有

参考書よりも…
友達が書いたきれいなノートを手書きで写したり、コピーしたりした経験を持つ人は多い。教育ベンチャー企業「アルクテラス」が昨年12月に提供を始めた「Clear(クリア)」は、人が書いた手書きノートをスマホにダウンロードして読んだり、逆に自分の書いたノートをアップロードしたりすることができる無料アプリだ。
主な対象は中学生や高校生、大学生。英語や数学、世界史など4千冊以上のノートが公開され、現在のユーザー数は20万人以上に。きれいなノートをアップする人は「神ノート職人」と呼ばれているという。
同社の新井豪一郎社長は「学生目線なので、参考書よりも分かりやすい場合が多い。カラフルにデコレーションされたかわいいノートも多く、モチベーションが上がりやすい」と狙いを語る。そのうえで、「きれいなノートを見ることで刺激を受ける。自分のノートのとり方にも生かすことができるのでは」と指摘する。
新井社長は「きれいに書かれたノートが捨てられるのはもったいない。データベース化することで優れた参考書になるし、資源の有効活用にもなる」。
「つい勉強をサボってしまう」人向けには、学習管理アプリ「Studyplus(スタディプラス)」などを使い、スマホで勉強時間を管理して「習慣化」を目指す方法もある。
スマホにはゲームや動画鑑賞などの誘惑が多い。しかし、通勤・通学の「隙間時間」をうまく使えば勉強にも役立ち、資格試験の合格や成績アップにつながるかも?