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【日本の議論】「忘れられる権利」認められるべきか グーグル検索結果「違法決定」の妥当性は

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【日本の議論】
「忘れられる権利」認められるべきか グーグル検索結果「違法決定」の妥当性は

グーグルの検索結果を示したページ。見出しやスニペットにプライバシー侵害があるとされたケースで削除が認められた

 大手検索サイト「グーグル」の検索結果を示したページの見出しや要旨(スニペット)の記述にプライバシー侵害があるとして、日本人男性がグーグル側に削除を求めた仮処分申し立てで東京地裁が今月、一部の削除を認める決定を出した。担当弁護士は「検索結果の削除を求めた司法判断は国内初ではないか。ネットをめぐるプライバシー侵害や名誉毀損(きそん)の保護範囲が広がる」と歓迎するが、識者の中には「削除乱用がネットの価値を低下させる」との声もある。この決定がネットにもたらす影響と今後の課題を探った。

“忘れられる権利”認める

 「男性はネット上の言われない情報の氾濫に本当に思い悩んでいた。決定により少しでもそうした人権侵害がやめば」

 こう語るのは、今回の決定で男性側の代理人を務めた神田知宏弁護士。神田弁護士によると、9日の東京地裁決定で関述之裁判官は、男性が削除を求めた237件のうち、約半数の122件について削除を命じる決定を出した。関裁判官は決定で、「検索結果のタイトルやスニペット自体が男性の人格権を侵害していることは明らか」と指摘。「検索サイトを管理するグーグル側に削除義務が発生するのは当然だ」と指摘した。

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