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【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(6)】“とろける和牛”筆頭に「攻めの農業」世界へ 狭い国土で世界2位のオランダに学べ

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 バーケラー社長は「地面に苗を植えないので、海水をかぶった場所でも大丈夫。重要なのは光と気温。成功すれば津波の被災地は、農業のやり方を一変させる場所になる可能性がある」と話す。

「有事」は穀物転作も

 「攻めの農業」は、日本の食糧安全保障を支える手段でもある。

 日本の人口は減少し、20年には東京でさえ人口のピークを迎える。国内の食料消費量も減少していくことが予想されるが、海外でも受け入れられる農産物を生産できれば、農地や農業の担い手の維持につながる。名古屋大大学院の生源寺(しょうげんじ)真一教授は「普段は野菜や花をつくっていても、(輸入急減など)いざというときに穀物に転作できる農地や担い手がいることが食糧安保には重要だ。輸出拡大は担い手の育成などの効果が期待できる」と指摘する。

 新興国の人口増で世界各国が食料争奪戦を繰り広げる中、農業を成長産業に転換し、食料輸出国として存在感を示すことができるかどうか。日本の食糧安保の未来がかかっている。=第4部おわり(「貳阡貳拾年」取材班)

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