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【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(6)】“とろける和牛”筆頭に「攻めの農業」世界へ 狭い国土で世界2位のオランダに学べ

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小国オランダに学ぶ

 日本が目指す「攻めの農業」を成功させたのが、欧州の小国・オランダだ。

 国土面積は、ほぼ九州と同じ415万ヘクタール。土地は痩せ、農業には厳しい環境だ。ところが、農産物の輸出額は米国に次いで世界2位の年間893億ドル(11年)。世界有数の農業大国といえる。その原動力となっているのが、パプリカやトマト、花など温室栽培に向いた農作物だけを先端技術で効率的に大量生産するシステムだ。

 ハーグ郊外にあるパプリカ農園。高さ6メートルはあるガラス製の巨大温室では、太陽の光を浴びた無数のパプリカの苗が「緑の壁」をつくっていた。苗床は人工。土はない。植物の成長に必要な養分を入れた水や二酸化炭素の供給、適切な温度、湿度など、すべて自動で管理されている。まるで巨大な植物工場のようだ。

 「私たちは植物工場とは呼びません。農園です」

 オランダの農業コンサルタント企業「ファイファーベルフ・コンサルティング社」のレムコー・バーケラー社長はこう言って笑った。このオランダ式農法が近く、日本に“輸出”されることになった。ファイファーベルフ社が立案し、日本側と共同経営の企業を設立。東日本大震災で津波の被害を受けた宮城県石巻市に大型温室農園を建設し、トマトやパプリカを栽培する計画だ。

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