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【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(3)】ウナギとマグロ、完全養殖で量産に挑む 

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 三重県南伊勢町の同センター増養殖研究所では、海中を模して青い光を照らした飼育室に小型水槽を並べ、体長約5センチの幼生を育てている。目標はシラスウナギを年間1万匹生産する技術を16年度に確立することだが、それでも国内需要の0・01%にすぎない。田中秀樹ウナギ量産研究グループ長は「20年ごろには商業養殖で使われるようにしたいが、良質な卵の生産など課題は多い」と話す。

 総務省によると、日本の天然魚の漁獲量は30年前の1160万トンをピークに年々減少。12年には約3分の1の380万トンにまで落ち込んだ。日本人の食生活を維持するには完全養殖の確立が急務だ。

 事態を重く見た政府は昨年6月に決定した科学技術イノベーション総合戦略で、20年までに完全養殖の商業化を掲げた。対象はウナギと、最高級のすしネタで「海のダイヤ」とも呼ばれるクロマグロだ。

 クロマグロの完全養殖は12年前、近畿大が世界で初めて成功し、すでに販売も始まっている。

 東京・銀座の老舗すし店「銀座久兵衛」店主、今田洋輔さんは「泳ぎが足りないので天然モノとひと味違うが、脂が乗ってトロ好きの方なら満足されると思う」と評価する。

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