PR

ニュース 経済

【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(2)】世界の食卓支える“日本流” サケ養殖技術、南米チリへ

Messenger

 木村氏は訴える。「日本人農家の海外生産のために、海外農地を押さえ、貸し付けるといったインフラ面や金融面などのサポートを国策として真剣に検討すべきではないか」

「稼ぐ農業」普及へ

 “日本流”を輸出することで、日本の食の安全保障を確立しようという国家戦略は、徐々にではあるが動き始めている。

 政府は、5月から、アフリカ全土で日本流の「稼ぐ農業」の普及に乗り出した。5月にエチオピアやルワンダ、次いで11月にはカメルーンやモザンビークなど計18カ国から農業省庁や地方行政官を日本に招聘(しょうへい)。来年度からは日本の専門家を各国に派遣し、技術指導者を1千人規模で育成する。市場動向を見て栽培品目や作付け時期などを農家に教え、「稼ぐ農業」を各国で拡大してもらう計画だ。

 日本型の小規模農業を発展させ収入を増やすことで、人口増加によるアフリカの食糧不足の問題を解決するとともに、長期的には日本の食糧の調達先となることが期待される。

 高い技術とノウハウを伝えることで、世界各地に農業・漁業そのものを根づかせる。その試みは今、静かに実を結ぼうとしている。

次のニュース

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ