PR

ニュース 経済

【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(2)】世界の食卓支える“日本流” サケ養殖技術、南米チリへ

Messenger

 日本の養殖技術によって育まれたチリ産のサケは、今や日本のみならず世界の食卓に欠かせないものとなっている。

「海外生産しか…」

 赤道直下の国・インドネシアでも、“日本流”が成果を挙げつつある。

 日本人農家の海外進出をサポートするフロンティアベース(長野県軽井沢町)の木村敏晴代表は昨年2月、信州ファーム荻原(同県東御(とうみ)市)の荻原昌真専務とともにジャワ島でジャポニカ米の本格作付けを始めた。今年2月からジャカルタのスーパーなどで販売。月産数トンと量はまだ少ないが、棚に並べれば即完売する人気という。

 木村氏は「日本人農家の高品質化技術は確かで、それこそ世界が求めている。しかし、日本の農地では人件費を考えると、競争力がない。日本の農業をビジネスとして成功させるには海外で生産するしかないと思った」と打ち明ける。

 ビジネスだけでなく、日本の食糧安全保障にとっても海外に農地を持つことは重要な意味をもつ。荻原氏は「海外で生産しても、そのコメをどこに売るか主導権を握るのは日本人。武器を使わなくても、カロリー(穀物)を握ることの意味は大きい」と指摘する。

 海外の農地は資本で押さえることが可能で、中国や韓国など多くの国が他国の農地を押さえ始めている。しかし、日本人農家が海外で農業をやろうとしても日本の金融機関からは資金が借りられず、国からの補助金もない。2人の場合も資金調達は海外で行った。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ