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【貳阡貳拾年 第3部 人口減への処方箋(3)】社会全体で環境を整備

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 「グローバル競争にベストの人材で挑むためには、人口の半分からではなく男女から抜擢(ばってき)すべきなのは明白」と、一橋大大学院商学研究科のクリスティーナ・アメージャン教授はいう。

 ◆M字カーブ解消も

 女性が働きやすいように体調に気を配る必要もある。なかでも、ホルモンバランスの急激な変化が心身に大きな影響を及ぼす「更年期」は男性にはなかなか理解されない問題だ。

 肌着大手グンゼの後藤直子レディスMD部長は更年期障害を経験したとき、「仕事の障害になる」と痛感。この経験を基に、他の企業と連携して更年期の女性向け商品の開発を進め、更年期に対する社会的な理解を得られるよう取り組み始めた。

 24時間働けるモーレツ社員と専業主婦に支えられた日本式経営は限界を迎えつつある。だが、厚生労働省によると、女性の就業環境が改善すればM字カーブの解消は十分可能だ。人口減少下にもかかわらず20年の女性就業者数は12年比で87万人、30年でも43万人増やすことができる。

 女性登用を進めるには、いかに働きやすい環境を整えるかが重要だ。そのためには男性の働き方も大きく変わらなければならない。本格的な人口減少時代を迎え、われわれ全体が「変わる」ための認識を共有する必要がある。

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