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森下仁丹、カプセルでレアメタルなどを回収、事業化の検証開始

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森下仁丹、カプセルでレアメタルなどを回収、事業化の検証開始

 森下仁丹は26日、オリックス環境(東京都港区)と共同で、バイオカプセルを活用して、電子基板などからレアメタルや貴金属を回収する事業の実証実験を開始すると発表した。

 森下仁丹は、人工的に作り出した高分子プラスチックの皮膜で継ぎ目のないカプセルを開発しており、その一環としてレアメタルなどが回収可能なカプセルの開発に取り組んでいる。カプセル内部に金属を取り込みやすい吸着剤や、特定の微生物を高い濃度で保持して、効率よくカプセル内部に金属イオンを取り込むことに成功しているという。

 パソコンや携帯電話、テレビなどの廃棄物の中にある電子基板には金やパラジウムなどの貴金属が含まれているものの、微量であるために現状の方法ではリサイクルしても採算が合わずに、そのまま捨てられている。しかも最近では技術が向上し、電子基板中の貴金属含有量が減る傾向にあり、リサイクルが進まないことから廃棄量が増えている。

 まだ、今期業績への影響はないとしているが、将来の希少資源確保の観点から中長期に業績に寄与すると期待している。

 オリックス環境は、廃棄物の収集や運搬、中間処理事業のほか、金属資源リサイクル事業を展開しており、金属資源の回収から選別、加工、売却まで一貫体制を構築している。

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