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【話の肖像画】旭化成フェロー・吉野彰(65)(5)独創性と蓄積で勝負

 先頭を切るためには独創性が大切です。短期的に成果を出そうとして他人のお尻を追いかけ回していては独創性は生まれません。だから、「他人がやらないことをやらない限り独創的なことはできない」というモチベーションを持ってほしい。今の若い人たちは耳に入る情報があまりにも多いから、「だいたいのことはすべてやり尽くされて、今さら私たちがやることはないでしょう」と思うかもしれません。でも実際にはまだまだ分かっていないことはいっぱいあって、イノベーション(技術革新)のチャンスもいっぱいある。そういう考え方が身につけば、いろんな目標設定ができるでしょう。

 研究開発は成功確率の低い仕事です。それでも私が研究を続けているのは、自分で作り上げていくことに魅力を感じているからではないかな。与えられた仕事の中でそつなくやることも大事ですが、「失敗するかもしれないけど自分が作り上げるんだ」という気持ちが一つのモチベーションになっていますね。少々リスクがあっても、自分が思うことを手がけて世の中に出していこうとするチャレンジ精神というのかな。そういう性格的な部分があるのかもしれません。(聞き手 豊田真由美)=次回は映画監督、フランシス・フォード・コッポラさん

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