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【真夏の対論(1)消費増税は必要か】宮沢洋一・政調会長代理「社会保障持続するなら財源は必要だ」

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【真夏の対論(1)消費増税は必要か】
宮沢洋一・政調会長代理「社会保障持続するなら財源は必要だ」

 --平成9年に消費税を5%に引き上げた後、景気が落ち込んだ

 「麻生太郎政権時のシミュレーションでは、消費税増税は経済成長にほとんど影響しない。引き上げ前には駆け込み需要があり、(消費税率の8%への引き上げを予定する)来年4月には反動減が出るだろう。来年10~12月期にはそれを乗り越える状況を作り出す経済政策が必要だ」

 --民主党政権時に国債発行額が膨らんだが、改善できるか

 「国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の赤字を対GDP比で27年度に22年度に対し半減させる。この目標をどうしてもクリアしなければならない。消費税を引き上げないと正式目標とならない」

 --引き上げは待ったなしと

 「4~6月期の経済指標はかなり良い数字になる。増税はみんな嫌だが、長期的な判断が必要だ。市場も引き上げを織り込んでおり、先延ばしすれば経済が荒れ模様になる」

 --軽減税率はどうか

 「10%引き上げ時の導入を目指しているが、対象品目をどう絞るかが難しい。年末に制度設計まではできないだろう」

 --成長戦略への評価は

 「日本経済の競争力を強化し、効果を出せば国民の気持ちが変化する。今回の成長戦略は、例えれば日本経済を大量生産型から少量生産高付加価値型のエンジンに切り替える作業で、従来型とは次元が異なる」

     ◇

 ■みやざわ・よういち 昭和25年、東京都生まれ。63歳。東大法卒。大蔵省企画官、内閣府副大臣などを歴任。参院1回(衆院3回)。

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