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飲料水の大手5社、賞味期限を「年月」表示に変更 業務を効率化、消費者にも利点

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飲料水の大手5社、賞味期限を「年月」表示に変更 業務を効率化、消費者にも利点

 ボトル入り飲料水の大手メーカー5社は25日、国産水や国産ミネラルウォーターの2リットルペットボトル商品の賞味期限表示を日付単位から月単位に切り替える取り組みを5月から実施すると発表した。商品管理が月単位になることで物流や保管の効率化が図れるほか、廃棄ロスも減るという。

 大手5社と最初に取り組む商品は、アサヒ飲料の「アサヒ おいしい水」、伊藤園の「磨かれて、澄みきった日本の水」、キリンビバレッジの「キリン アルカリイオンの水」、サントリー食品インターナショナルの「サントリー天然水」、日本コカ・コーラの「森の水だより」。

 5月以降の製造分から順次、表示方法を切り替える。その後、対象商品を容量500ミリリットルの商品にも拡大し、将来的には他の清涼飲料水にも広げる。加盟社以外にも協力を求めていく。数字を列挙した従来の「20131231」といった表記もやめ、「2013年12月」のような平易な表示に改める。

 5社は大手小売りや飲料メーカーなど約30社で作る団体「日本TCGF」に加入しており、今回の表記変更は目標のひとつとしていた。

 プロジェクトの委員長を務めるキリンホールディングスの三宅占二社長は「細かい表示を求める消費者もいるが、廃棄ロス削減や環境負荷低減にもつながることを理解してほしい」と話した。

 農林水産省の推計では、国内で廃棄される年間約1800トンのうち、まだ食べられる食品が500~800万トン含まれており、廃棄食品の削減は業界の課題となっている。 

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