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利用者1億人“和製SNS”LINE 急成長も収益につながらず 有料拡充が課題

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利用者1億人“和製SNS”LINE 急成長も収益につながらず 有料拡充が課題

 NHNジャパンが運営するスマートフォン(高機能携帯電話)向け無料通話アプリケーション「LINE(ライン)」の利用者が今月、世界で1億人を突破した。2011年6月のサービス開始から約19カ月で1億人に到達、約49カ月かかったツイッター、約54カ月のフェイスブックを上回る急成長ぶりだ。ただ現状では利用者の増加が直接収益に結び付いていない上、数多くのライバルも存在、目標として掲げる「スマホで世界一」へのハードルは高い。(フジサンケイビジネスアイ

 ◆急成長も遠い黒字化

 「1億人は単なる通過点にすぎない。世界への挑戦はこれからだ」。ライン利用者が1億人を突破した18日、NHNジャパンの森川亮社長は社内イベントでこう強調した。

 アプリをダウンロードすれば携帯電話の通信会社や国内外を問わず、無料で音声通話やメールを楽しめるラインは、同社が開発した「和製SNS」だ。文字だけでなく、写真やアニメのキャラクターを描いた「スタンプ」を手軽に送信でき、アジアの若者を中心に支持を拡大。昨年末時点で日本語、英語、中国語、インドネシア語など10言語に対応し、利用者の海外比率は6割に達する。

 利用者は増え続けているが、事業としてはまだ赤字だ。ラインの収益源は有料スタンプなどの課金収入や、企業が公式アカウントを設置する際の開設費が主体。スタンプの月間売上高は4億円以上とみられるが、単純計算すれば利用者1人当たりの月間購入額は4~5円程度で、1人当たりの月間課金収入が数百円とされるディー・エヌ・エー、グリーなどに遠く及ばない。今後、ゲームなどの有料コンテンツをいかに拡充するかが課題となる。

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