クボタ、検査で不適切行為 品質データを虚偽記載

 
クボタの出荷前検査不正で会見、最後に頭を下げる木股昌俊社長(左)と久保俊裕副社長ら=12日午後、大阪市北区(柿平博文撮影)

 クボタは12日、鉄鋼メーカー向けに出荷している鋼板などの生産設備の部品で検査に不適切な行為があったと発表した。部品の硬さなどで顧客と取り決めた品質基準を満たしていない製品で、検査成績書に実際とは異なる虚偽のデータを記載するなどして納入していた。

 木股昌俊社長は大阪市で記者会見し「取引先、関係者の皆さまに多大なるご心配、ご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

 問題があったのは、製鉄所などで金属の塊に圧力を加えて薄く平らな鋼板などに加工する工程で使われる「圧延用ロール」と呼ばれる部品で、2017年度の売上高は約44億円。クボタの阪神工場尼崎事業所で生産され、国内外の99社に納入されていた。うち85社で不適切な製品の納入が確認されたという。