7月経常収支、2兆97億円の黒字 49カ月連続黒字も黒字幅は縮小 - 産経ニュース

7月経常収支、2兆97億円の黒字 49カ月連続黒字も黒字幅は縮小

 財務省が10日発表した7月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は2兆97億円の黒字だった。黒字は49カ月連続だったが、黒字幅は前年同月に比べ14・4%減少した。減少は3カ月ぶり。原油価格高騰の影響で貿易収支が赤字転換したことが全体を押し下げた。
 経常収支のうち、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は10億円の赤字。赤字は2カ月ぶり。鉱物性燃料や鉄鋼などが好調だった輸出は、6・2%増の6兆7708億円。輸入は原油価格の上昇を受け、16・6%増の6兆7717億円となり、輸出額を上回った。
 サービス収支は1744億円の赤字だったが、赤字幅は22・8%減少。このうち、訪日外国人が国内で使う金額から、日本人が海外で支払う金額を差し引いた旅行収支が5・7%増の2042億円の黒字で、7月として過去最大となった。
 海外投資から得られる利子や配当の動向を示す第1次所得収支の黒字額は、8・9%増の2兆3549億円で7月として過去最高、単月で過去2番目の高水準となった。海外経済の好調を受け、日本企業の海外子会社からの配当金が増加した。