神戸製鋼所 3年ぶりの黒字転換 30年3月期連結決算 - 産経ニュース

神戸製鋼所 3年ぶりの黒字転換 30年3月期連結決算

神戸製鋼東京本社外観=4月25日、東京都品川区(川口良介撮影)
 神戸製鋼所が27日に発表した平成30年3月期の連結決算は、最終損益が631億円の黒字(前期は230億円の赤字)だった。黒字は3年ぶり。主力の鉄鋼事業で製品の値上げが浸透したほか、中国で油圧ショベル販売が回復した。売上高は前期比10・9%増の1兆8811億円だった。
 製品データ改竄(かいざん)の影響額は約120億円。うち顧客への補償費用43億円を特別損失として計上した。
 一方、31年3月期の見通しでは、売上高は5・8%増の1兆9900億円、最終利益は28・8%減の450億円と予想。アルミ・銅事業が大幅減益となり、電力事業では新規案件の先行投資がかさむ。また100%子会社の神鋼不動産について、7月1日をめどに発行済み株式の75%を東京センチュリーと日本土地建物に約740億円で売却、300億円の特別利益を計上する。データ改竄の影響額は100億円程度とみているが、弁護士費用が大半で、補償費用などが上乗せされる可能性もある。
 神戸製鋼の発表で鉄鋼大手3社の決算が出そろった。新日鉄住金とJFEホールディングスは最終利益が大幅増。売上高は全3社が増収となった。