JR3社、過去最高益 神鋼改竄の影響織り込まず

 

 JR本州3社の平成29年9月中間連結決算が30日、出そろった。景気回復や訪日外国人観光客の増加を背景に、3社とも売上高のほか、本業のもうけを示す営業利益、最終利益が同期として過去最高を記録した。また東海と西日本は通期の業績見通しを上方修正した。

 3社はともに神戸製鋼所の性能データ改竄問題で、不正があったアルミが新幹線車両の部品などに使われていたことが判明しているが、業績への影響については公表しなかった。部品交換などの費用負担が車両製造メーカーと協議中であることなどを理由に挙げている。

 東日本は大型連休中の利用増に加え、東京・新宿の「JR新宿ミライナタワー」などの不動産・ホテル事業が収益を押し上げた。東海は東海道新幹線の利用客が8月に過去最高の約49万人となるなど、ビジネス、観光ともに好調で推移した。西日本は昨年の熊本地震の影響による反動増のほか、訪日客向け商品が前年同期比5億円の増収となった。