築地も豊洲も潤う?市場移転で関心集める

平成29年路線価
マンションやオフィスビルが立ち並ぶ東京都江東区豊洲

 豊洲市場(江東区)は市場関係者だけでなく、新たな観光名所として集客力を持つことが確実視されている。中央区の築地跡地も観光拠点として5年後をめどに再開発される見込みで経済効果は大きくなりそう。

 真新しい高層マンションが立ち並ぶ豊洲地区。江東区によると、平成19年に1万4170人だった人口は今年1月時点で3万4369人に。東京五輪の選手村や各種競技施設が近くに整備される予定になっている。国交省が3月に公表した29年1月1日時点の公示地価では、豊洲駅近くの住宅地が前年に比べて7・9%のアップとなった。

 豊洲に対し、築地は都内屈指の観光地。近年は旺盛な訪日外国人観光客需要を背景に地価が上昇。不動産仲介大手の三幸エステート市場調査室の今関豊和チーフアナリストは「市場移転で豊洲も築地も潤うことになりそうだ。築地は交通インフラの充実が鍵。改善されれば観光地としてだけでなく、オフィス街としても発展できる」と述べた。