PR

ニュース コラム

【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 それぞれの引き際

 家に帰ってNHKBSで放送された女子1万メートルを録画で見たら、かなり長く最後尾の福士さんを映していた。見る人の中には自分と彼女を重ね合わせながら、いろいろと考える人もいるだろう。美しいまま終わるか、ボロボロになるまでやって終わるか、引き際は人それぞれだと思う。どちらもステキだ。

□   □

 私は競技者としての引き際は、駅伝がきっかけだった。ごぼう抜きするなど活躍した駅伝もあったが、そのときの全日本実業団女子駅伝では一人も抜けなかった。でも、その事実よりも襷(たすき)が受け渡されるのを待っている間、全然興奮しない自分に気がついた。体から身を焦がすような情熱が湧いてこなかったのだ。それで「もうダメだ」と心底思い、その日の夜に引退を決意した。

 この夏の東京五輪・パラリンピックを現役生活の最後の花道にしようと思っているアスリートもいるだろう。110メートルハードルの金井大旺(たいおう)さんは歯科医を目指すため引退を決めている。パラ自転車の杉浦佳子さんも50歳で迎える東京大会を最後に第一線から離れる。

 どうか自分に満足のいくレースができますように。次のステージはさらに輝きそう!

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ