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【直球&曲球】宮嶋茂樹 すがすがしい池江選手の活躍に比べて…

 女子50メートル自由形決勝のレースを終え、タイムを確認する優勝した池江璃花子=東京アクアティクスセンター(代表撮影)
 女子50メートル自由形決勝のレースを終え、タイムを確認する優勝した池江璃花子=東京アクアティクスセンター(代表撮影)

 ひっさしぶりやんけ! こんな胸のすくニュースは! いやいや競泳女子の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手の日本選手権での活躍やがな! これで、いくつかのリレー種目で東京五輪の代表内定キップをつかんだのである。予選も出んと、政治的配慮とかで冬季五輪に出場した、どこぞの国の女子アイスホッケーチームとは違うて、衆人環視の下、堂々とタイムを出したのである。白血病という難病を克服し、長いブランクをはねのけてである。

 特に、3年前のアメフト部をめぐる問題と、その後の人事のドロドロスキャンダルで身を小さくしていた、わが日大のOBにとって、久々に誇りに思う快挙である。

 いやいや、学閥なんぞの小さな器に収まるどころか、この新型コロナ禍にあえぐ日本人を、いや難病に苦しむ世界中の人々を勇気づけたのである。「努力は報われる」は、まさに彼女にふさわしい言葉である。

 国民の多くが開催に疑問を持っとる東京五輪やが、競泳だけでも開催してほしい。そして、彼女のライバルたちも全力で臨んでほしい。そこで、ライバル選手を、ごぼう抜きしてゆく彼女の雄姿を、ぜひ見てみたいのである。

 しかしや、そんなすがすがしい汗と涙を流した池江選手と比べ、彼女の周りに群がる、政治家たちの何と醜悪なことか。菅義偉首相は内閣支持率も上がらず、せめて東京五輪の成功を手土産に秋の衆院解散・総選挙に臨み、あわよくば「続投」を企んどるとしたら、あの韓国大統領並みの「五輪の政治利用」やと、笑われるでぇ。

 橋本聖子東京五輪・パラリンピック組織委会長は、開閉会式の内容をスクープした週刊文春に対して雑誌の発売中止・回収を要請し、法的措置までも検討しとるんやて? これって、菅首相の国民への謝罪翌日に高級すし店で会食しとったんを抜かれた、逆恨みやないやろな?

 それに、五輪の最大のスポンサーである米NBCテレビが、あの池江選手が開会式で旗手などを務める可能性があるって、報じてたけど、こっちはスポンサーやから訴えへんの? おかしいやろ。

【プロフィル】宮嶋茂樹(みやじま・しげき)

 カメラマン。昭和36年、兵庫県出身。日大芸術学部卒。写真週刊誌を経てフリーに。東京拘置所収監中の麻原彰晃元死刑囚や、北朝鮮の金正日総書記(当時)をとらえたスクープ写真を連発。写真集に、『鳩と桜 防衛大学校の日々』。

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