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【スポーツ茶論】芝の上から広がる精神 蔭山実

 「文化は違うと分かっていたが、ラグビーの心配をするまでもなく、身近のことからみんなが助けてくれた」。ラグビーのトップリーグで今季から「NTTコミュニケーションズ・シャイニングアークス」の一員となったグレイグ・レイドロー選手の話だ。

 2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に出場したスコットランド代表である。日本に来ることには不安もあったが、いまの環境に満足している様子を祖国の新聞に語った。

 チームは千葉県浦安市が本拠地。コロナ禍でも早々にチームに合流し、スコットランド名物のハギスこそないものの、焼き肉を食べに行ったり、お気に入りのカフェを見つけたりと、すっかり地元になじんでいる。

 若いころからスコットランドのラグビー界を支え、W杯では2大会続けて日本と同じ組で戦った。対戦成績は1勝1敗。日本大会中に34歳となり、その後に代表を引退した。そして昨年、「いい機会。ラグビーの選手生命は短い。いま逃したら、二度と日本でプレーできない」と、残留を期待されたフランスの名門チームを去って日本にトライすることを決めた。

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 W杯期間中のことだが、元ウェールズ代表のシェーン・ウィリアムスさんが来日したときにこんな話を聞いた。代表を退いた後、日本で3年間プレーし、現役を引退する。

 「想像したくはないけれどもリタイアの時期がきたときに、幸運にも日本でプレーをすることができた。家族と一緒に日本で過ごし、おそらく日本という国が世界でも最もフレンドリーな国ではないかと感じた」。日本は花道を飾るのにふさわしかった。

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