PR

ニュース コラム

【大阪特派員】山上直子 ノムさん、南海に帰る

南海・野村克也監督(撮影日不明)
南海・野村克也監督(撮影日不明)
その他の写真を見る(1/2枚)

 バレンタインデーの14日、「44年ぶり、ノムさんが大阪球場に帰ってきた!」と話題になった。昨年2月に亡くなった野村克也さんが、古巣・南海ホークス(現ソフトバンク)のホームグラウンドに戻ってきたというのである。

 もちろん大阪球場は今はない。再開発で跡地に建つ複合商業施設「なんばパークス」9階に、その記憶を伝える「南海ホークスメモリアルギャラリー」がある。そこに、ユニホームをはじめ、三冠王記念盾や色紙、バットなど、野村さんの遺品が、初めて並んだのだった。

 それが“雪解け”といわれたのには理由があって、昭和52年に南海の監督を解任された経緯から、これまで野村家側が展示を辞退していたのだった。

 ノムさんといえば、まず誰もが思い浮かべるのは、ヤクルト監督としてリーグ優勝4回、日本一3回に輝いた名将のイメージだろう。その後も阪神や楽天の監督を務め、戦力外とされた他チームの選手を、再び活躍させる手腕は「野村再生工場」と呼ばれた。

 でも実は選手としての実績もすごい。名捕手というだけでなく、打撃でも三冠王をはじめ、通算2901安打、657本塁打はいずれも歴代2位…と数えればきりがない。そうした輝かしい記録は南海時代に築かれたもので、ファンにとっては、ノムさんのいない南海なんて画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くのである。

 そんな中、一周忌を前にプロジェクトが立ち上がった。発案者は、ノムさんの現役時代など全く知らないサンケイスポーツ営業局の若者2人。宇野政城さん(25)と、昨年入社したばかりの岸本夏美さん(23)だ。

 クラウドファンディングで支援を呼び掛けると、当初目標の2000万円は1カ月あまりであっさりと達成。最終的に2388人の支援者から4354万1500円の支援金が集まった。

 「正直、こんなに集まるとは…」と目を丸くする岸本さん。祖父が一時期、南海のプロ投手だったこともあり、思い入れがあった。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ