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【朝晴れエッセー】ジジの休息日・2月17日

 ジジ90歳、ババ95歳。超老老介護である。ババは2カ月の入院中、余命の宣告と延命についての話し合いの結果、わが家で自然の流れに任せてと、在宅医療を選択。

 およそ1年がたち、その間、多くの制度のあることを知り、利用させていただきました。種々の分野の専門の方の指導、努力、親切に感動し、おかげ様でババは元気になり、日々感謝の思いでいます。

 とはいえ寝たきりのババには常に気遣いし、食事から下の世話と休む暇もなく、疲れが積もり、心身の疲労は、老いの身にこたえます。

 そんな私を、ババに関わる方々が心配され、休息が必要と、ババのショートステイの手続きをしてくださり、10日間のステイが決まりました。

 ババには私が事情を説明し、認知症の本人が納得したかは分かりませんが、笑顔でうなずいてくれました。

 少しの間、童女のようなババの笑顔が見られないのは寂しいですが、まずは私の心身の回復を第一と、入所先へ送りました。

 その翌朝は冬晴れの上天気。気遣う何事もなく、気分は爽快、解放感あふれる時間に包まれている私。こんなのびやかな朝は久しぶり。時間が倍増したような感覚。

 今更ながら介護の大変さを思い、この充実感、至福の時を満喫し、毎日の仕事、趣味を時間に追われることもなく、ゆったりとやれるうれしさをかみしめています。

 この10日間、ババに内緒でほくそ笑み、10日後に、ジジは元気を取り戻しているでしょう。だからババよ、帰ってきたらまた、面倒みるからな。

田中三郎 90 横浜市中区

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