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【朝晴れエッセー】あの日のこと・2月10日

 先日、私が通っている中学校で中学入試が行われた。私は2年前のことを思い出す。

 「あれ? なんでないんやろう」と思った。合格者の番号の中に私の番号はなかった。最初は私が見落としていて、横にいた母はとっくに見つけていると思っていた。

 だが、現実はそう甘くはなく、悲しみというか恐怖が私に襲いかかってきた。

 泣いた。気づけば大泣きしていた。あれだけ涙を流したのは久しぶりだった。

 涙で前が見えなくなっていたが、同じ塾に通っていた友達も私と同じように泣いているのが見えた。その時は自分のことで頭がいっぱいで何も考えられなかったが、その数時間後、私と彼女はともに支え合える存在となり、今でも仲良くさせてもらっている。感謝。

 その日の2日後には、あった。私の番号。これまた涙が出てきた。人生初の「うれし涙」だったかもしれない。偶然会った彼女も合格。2人で抱き合って喜び、走って塾に報告にいった。

 あの時のうれしかったことといったら。不合格の後の合格。もう二度とあの感情は経験できないかもしれない。いや、もう経験したくない。受験というものは残酷だ。

 私には4年後、大学入試というものが待っている。また不合格だったら…。そんなことを考えたらキリがない。前を向いて今するべきことをする。それしかできない。

 だから…ガンバレ!! 私!!

 小林花凜 14 中学2年生 大阪府岸和田市

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