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【朝晴れエッセー】もう30年、まだ30年・1月18日

 1990年8月2日未明、突如としてイラク軍がクウェートを侵攻、わずか数時間で全土を制圧。いわゆる湾岸危機の勃発です。

 当時、私は隣国サウジアラビアに駐在していました。今のようにインターネットは普及しておらず、正確な情報を素早く入手することもできず、それ故の緊張感が走りました。

 イラク軍がサウジ国境をも越えたというような情報も流れたのです。実際はそうではなかったのですが。

 私と家族はいったんギリシャに逃れ、家族はその後帰国。私は数カ月滞在し、年末にサウジに戻り、仕事を片付け帰国。

 翌91年1月17日、アメリカを中心とした多国籍軍がイラクを攻撃、湾岸戦争の始まりです。ほぼ一方的な多国籍軍の攻撃にイラク軍はなすすべもなく敗退。

 私は3月にサウジに戻りました。首都リヤドではイラクからのスカッドミサイルで崩れたビルを見、東部では帰国前のアメリカ軍の人を数多く見ました。

 その後もこの時期になると、湾岸危機・戦争のことが毎年頭をよぎります。もう30年、まだ30年。

 中近東のみならず、全世界で紛争がまだまだ絶えません。人種、宗教、考え方などみんな異なりますが、違いを認めたうえでお互いを尊重しあい、本当の平和な日々が全世界にくることを願わずにはいられません。

西尾祐二 62 奈良県平群町

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