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【直球&曲球】葛城奈海 耳疑う法廷での「ブルーリボン」着用禁止

ブルーリボンバッジを着用し、提訴後に記者会見するフジ住宅の今井光郎会長(左)=11月17日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)
ブルーリボンバッジを着用し、提訴後に記者会見するフジ住宅の今井光郎会長(左)=11月17日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 毎年12月10日から16日は北朝鮮人権侵害問題啓発週間だ。

 今や拉致被害者救出を願う人々のシンボル的役割を果たしているブルーリボンバッジ。歴代の首相をはじめ国会議員や国民も広く着用している同バッジの着用を裁判所が禁じたと聞いたら、多くの人が耳を疑うに違いない。しかし、そのようなことが現実に起きていた。

 平成30年5月、大阪地裁堺支部で争われていた民事訴訟で、裁判官からの命令として職員が当事者や傍聴人にブルーリボンバッジの法廷内での着用禁止を指示。今年7月の判決まで着用が認められなかった。この訴訟は、そもそも在日韓国人の女性が勤務先の「フジ住宅」で民族差別表現を含む資料を配られたとして損害賠償を求めていたもので、訴訟内で別のバッジ着用をめぐるトラブルがあった。女性側の支援者が「ヘイトハラスメントストップ」と記した缶バッジをつけて傍聴、のちにフジ住宅側が「富士山と太陽」を描いた缶バッジを着用して入廷しようとしたところ、女性側の抗議を受けて、双方のバッジが禁止された。地裁堺支部は「法廷警察権」に基づき「メッセージ性のあるバッジは外すように」と指示したというが、係争中だった裁判の内容とブルーリボンバッジはどう見ても無関係だ。

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