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【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 五輪を守る厳しい態度

東京五輪2020開催にむけて行われたスクリーニング実証実験2020。新型コロナ対策で検温を行う様子=21日午後、東京都江東区(三尾郁恵撮影)
東京五輪2020開催にむけて行われたスクリーニング実証実験2020。新型コロナ対策で検温を行う様子=21日午後、東京都江東区(三尾郁恵撮影)

 コロナ禍の影響を受けながらも、プリンセス駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝予選会)が駅伝シーズンの幕開けを告げた。福岡県の宗像市と福津市を舞台に28チームが参加したこの駅伝。感染拡大防止策としてチームの応援が自粛となり、企業名や選手名が書かれたのぼり旗は沿道にない。応援は地元市民と思われる人がポツリポツリといるだけだった。

 それでも優勝した積水化学チームの野口英盛監督は「大会を開催してくれた関係者の皆さんに感謝します」と、勝利の喜びを話す前に感謝の言葉を述べた。久々の駅伝に選手たちの表情も明るかった。

 競技会を開催するかしないかで迷う自治体もある。和歌山県田辺市龍神村で毎年開催されている関西実業団駅伝。正月のニューイヤー駅伝への出場を目指す大会である。昨年は14チームが参加した。高野龍神国定公園、日高川沿いの龍神温泉郷で11月中旬に開催されるが、今年は春の準備段階で開催が危ぶまれた。住民に高齢者が多く、「大阪など都市部から多くの人が来るのは感染のリスクがあるから反対」という意見が寄せられたからだ。公道で行う駅伝は住民の声を無視することができない。

 ところが、緊急事態宣言が解除され、温泉地に観光客が来るようになった。「一般の観光客を受け入れるなら、人一倍健康に留意して、競技をしている駅伝選手を受け入れない理由はない」と自治体が判断し、開催が決定したそうだ。「Withコロナ時代」のリスク判断としていい例だと思う。

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 10月20日、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた新型コロナウイルス感染症対策に係る政府・競技団体間連絡会議」が開催された。リモートでの会議で、橋本聖子さん(五輪相)と室伏広治さん(スポーツ庁長官)も同席。私は残念ながら出席できず、代理出席者からお話を聞き、資料をもらった。

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