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【異論暴論】正論11月号好評販売中 未完の安倍政治 「戦後レジーム」脱却は途上

 安倍晋三前首相の約7年9カ月にわたる長期政権の功績は数多い。この間、左派系のメディアは感情的な「アベ政治」批判に終始したが、辞任後の世論調査での高支持率によって批判が的外れだったことが白日の下にさらされた。とはいえ憲法改正をはじめ、「戦後レジームからの脱却」はまだ途上だ。

 正論11月号では安倍政権の功績と残された課題に光を当てる特集を組んだ。ジャーナリストの櫻井よしこ氏は、司馬遼太郎の歴史小説『坂の上の雲』の題名を引用しつつ、歴史観を正したことや外交努力を称賛。一方で、憲法改正を果たせず、「坂の上の雲に到達し得なかった安倍氏と日本の哀切」を嘆く。

 第2次安倍政権の原点は、議員集団であり、シンクタンクとして機能した「真・保守政策研究会」だった。この役割を評論家の江崎道朗氏が検証する。創設メンバーだった元衆院議員の平沼赳夫氏は「自主憲法制定」への変わらぬ思いを語り、厳しい国際情勢下の今こそ自主憲法制定の好機だと訴える。戦後70年談話が「謝罪」の歴史を断ち切ったことの意義を麗澤大学教授の八木秀次氏が解説する。拉致被害者の帰国は実現しなかったが、人権侵害をめぐる国連調査委員会の設置に尽力した安倍氏の姿など問題解決への取り組みと熱意を、アジア調査機構代表の加藤健氏が証言する。

 今回の自民党総裁選は一昔前の派閥争いを彷彿(ほうふつ)させた。森喜朗元首相は、岸田文雄前政調会長に「麻生さんにしがみつけ」と諭したことなどを語り、過去の政局と同じことが繰り返されたと明かす。評論家の金美齢氏は自虐史観の払拭を歴史的使命として取り組んだ功績をたたえ、再々登板を期待する。(楠城泰介)

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