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【ソウルからヨボセヨ】「コロナ中秋節」新風景

「秋夕(チュソク)」の連休を翌日に控え、帰省客で混雑する韓国・ソウル近郊にある金浦空港の国内線ターミナル=9月30日(AP)
「秋夕(チュソク)」の連休を翌日に控え、帰省客で混雑する韓国・ソウル近郊にある金浦空港の国内線ターミナル=9月30日(AP)

 韓国は4日まで中秋節(1日)の“秋夕(チュソク)”を含む5連休になっているがコロナ禍でいまいちの雰囲気だ。伝統的には故郷に帰省し、家族が集まって先祖を祭り、お互い無事息災を喜ぶということになるのだが、今年は官民挙げてのキャンペーンで「“密”を避けた“非対面”の秋夕」という異例の風景になっている。

 その結果、国立墓地など共同墓地は閉鎖され墓参りもできない。それでもという人にはネットのオンライン墓参が登場。ネット王国だから祖先の霊に膳を供えて一同拝礼する“茶礼”でも、ネットを通じた動画拝礼が結構あった。マイカー帰省は渋滞で何時間もかかるのに、サービスエリアの飲食店はみんな閉鎖され休憩も一苦労。故郷ではコロナ拡散防止のためお年寄りのところはできるだけ訪ねないようにといわれ、お互いいささか寂しい。

 韓国のコロナ対策は“K防疫”と自慢するように厳しくかつ徹底しているが、文在寅(ムン・ジェイン)政権にとって政治的に好都合なところもある。連休中の3日、ソウルの都心で大規模な反政府集会を予定している保守勢力に防疫を理由に禁止令を出している。地下鉄やバスも都心の駅は当日ノンストップだという。4月の総選挙では“コロナ国難”のおかげで圧勝したが、となるとコロナ禍は収まらない方がいいのかも?(黒田勝弘)

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