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【社説検証】自民党総裁選 産経「拉致解決へ熱意を」

 東京も「検証『安倍政治』」のタイトルを付けて、連日、「アベノミクス」や外交、教育、社会保障といった政策、政治手法、憲法改正論議などを個別に取り上げ、安倍政権批判を繰り返した。

 産経は新総裁に選出された菅氏に、「指摘したいのは、菅氏は戦後初めてといえるような厳しい内外情勢のもと、首相の座に就くことである。菅氏は『危機に立つ首相』という自覚を持ち、指導力を発揮してもらいたい」(9月15日付)と注文を付けた。

 安倍政権から継承すべき課題として、産経がとりわけ重視するのが、拉致問題の解決である。安倍政権は「最重要、最優先課題」としながら結果を出せず、首相は退陣会見で「痛恨の極み」と述べた。産経は「首相の交代を、被害者奪還に向けた戦いの中断に結び付けてはいけない。何より北朝鮮に、そう思わせてはならない。後継の首相には、安倍氏と同等かそれ以上の拉致問題に対する熱情が求められる」(8月31日付)と論じた。

 読売は「安倍政権の最大の成果は、政治を安定させたことだ。後継政権も強固な政治基盤を築き、果断に政策を遂行すべきである」(9月9日付)とし、喫緊の課題として、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、日常生活に安心を取り戻すこと、経済を中長期的な安定成長に導くことを挙げた。

 米中対立が先鋭化するなか、米大統領選が間近に迫り、国際情勢の先行きを見通すのは困難だ。厳しい船出を覚悟せねばなるまい。(内畠嗣雅)

■自民党総裁選をめぐる主な社説

 【産経】

 ・拉致解決へ熱情継承せよ(8月31日付)

 ・日本の針路を示す論戦を/当たり障りのない話はご免だ(9月9日付)

 ・危機に立つ首相の自覚を/派閥にとらわれぬ人事を貫け(9月15日付)

 【朝日】

 ・総括なき継承許されぬ(9月3日付)

 ・「価値」を実践したのか(9月3日付)

 ・熟議と専門知の復権を(9月5日付)

 ・総括なき圧勝の危うさ(9月15日付)

 【毎日】

 ・民主主義ゆがめた深い罪(8月30日付)

 ・継承ありきの異様な圧勝(9月15日付)

 【読売】

 ・危機乗り越える戦略を論じよ(9月9日付)

 ・社会に安心感を取り戻したい/経済再生へ粘り強く取り組め(9月15日付)

 【日経】

 ・成長の礎築き損ねたアベノミクス(9月3日付)

 ・コロナ危機乗り切りへ挙党体制で(9月15日付)

 【東京】

 ・国民が見えていますか(9月2日付)

 ・「表紙」だけを替えても(9月15日付)

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