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【新聞に喝!】総裁選の「先」見据えた報道を ブロガー・投資家・山本一郎

自民党総裁選の公開討論会に出席した(左から)石破元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長=12日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ
自民党総裁選の公開討論会に出席した(左から)石破元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長=12日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 安倍晋三首相の辞任表明後、怒濤(どとう)のように自民党総裁選へとなだれ込み、いまや菅義偉(すが・よしひで)官房長官が新総裁になる前提で話が進んでいます。そして、その先に見据える解散総選挙前倒し論もやかましくなっており、産経新聞も「【総裁選を追う 9月8日】総裁選初日、関心は既に解散総選挙へ」(「産経ニュース」8日)として年内、早ければ10月末投開票とも言われる政治情勢を報じています。

 安倍政権の政策を継承する前提で自民党総裁選が動いているものの、自民党党員による投票は見送られました。いわゆるオール自民党からの信任を得ていないと批判も起き得る新総裁が、おそらく高くなるであろう内閣支持率を背景に「広く民意を問う」と早期の解散総選挙を行えば、自民党・公明党による政権与党の圧勝も視野に入ります。

 一方、野党第一党であった立憲民主党とその分派とも言える国民民主党との新党合流協議は暗礁に乗り上げ、合流新党に党籍を移さない14人ほどが玉木雄一郎・国民代表の立ち上げる新党への参加を表明し、総裁選で世の中の話題を占める自民党に比べかなり埋没している感もあります。もともとは旧民主党・民進党というひとつの政党であったものが、小池百合子東京都知事の勢いに乗る形での希望の党結党と合流騒ぎをきっかけに分裂した形でしたが、このコロナ禍や、激しい経済低迷という国家国民の難事を前にして仲間割れをしている場合なのか、いまひとつ理解に苦しむところです。支持団体である連合も分裂を余儀なくされ、タイミング悪く野党再編が始まって足並みが乱れ、政権批判票の統一的な受け皿になることが困難な情勢になっているのも、与党の勢いを増す要因になっています。

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