【朝晴れエッセー】初めての投稿・8月31日
今年の夏休みはコロナのせいで2週間しかなかった。当然宿題も少ないので、朝は遅く起きてテレビ見てゲームしてダラダラを満喫する予定だった。
が、予定はもろくも崩れ去った。「いつまで寝てんの~」「いつまでゲームしてんの~」「いつまで~」と隣の家の犬がほえそうな大声で、「いつまで母ちゃん」が炸裂(さくれつ)した。
このままダラダラしていると夕飯のハンバーグもアイスクリームも減らされそうなので、何かしなければと思い父ちゃんに助け舟を求めたら「『朝晴れエッセー』にでも投稿したら」と言われた。嫌だけどハンバーグがかかっているのでやってみることにした。
いざ書こうとすると何を書いていいかわからない。書いては消しの繰り返しで刻々と時間だけが過ぎていく。
父ちゃんに「お前は想像力も、ボキャブラリーもないな」と言われたが、「ボキャブラリー」ってなんだ? 「いつまで母ちゃん」のスマホで調べたら「語彙(ごい)」とでた。「語彙」ってなんだ? 調べると「単語の総体」とでた。?って感じだ。
文章を書くにあたって新聞を隅から隅まで目を通してみるが、目ぼしい記事が見つからない。というより漢字が読めないのと記事の内容が難しそうというところだ。
それでも進めていくとわかる記事があるものだ。「都心の最高気温は何度」とか、「犬がコロナ陽性」などと全部ではないが大体わかる。少しずつではあるが新聞に慣れていき、文章を読む力、書く力を身につけたいと思う。
この文章も父ちゃんにすごく直されているけど、一人で「朝晴れエッセー」に投稿できる日がくればいいな。
久保田大翔(ひろと)(9)小学4年 埼玉県深谷市