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【記者発】高校球児は完全燃焼できたのか 大阪運動部・丸山和郎

2020年甲子園高校野球交流試合で白樺学園に勝利しスタンドにあいさつする山梨学院ナイン。全日程を終え無事に閉幕した=17日、甲子園球場
2020年甲子園高校野球交流試合で白樺学園に勝利しスタンドにあいさつする山梨学院ナイン。全日程を終え無事に閉幕した=17日、甲子園球場

 甲子園球場(兵庫県西宮市)を舞台にした高校球児の“特別な夏”が終わった。新型コロナウイルスの影響で、春の選抜大会と夏の全国選手権大会が中止になり、救済策として開催されたのが「2020年甲子園高校野球交流試合」。日本高野連の八田(はった)英二会長は「選抜大会の中止を発表したときの『何とか甲子園の土を踏ませてやりたい』との約束を果たすことができた」と実感を込めた。

 そうした大会開催の経緯もあり、今回の交流試合ではベンチ入りメンバーをできるだけ多く出場させる采配が目立った。智弁和歌山の中谷仁監督も試合後、「4人の投手を全員投げさせることを優先させた」と振り返った。ただ、理由は決してそれだけではない。投手の球数制限という問題もあったからだ。

 コロナ禍がなければ、今年は球数制限が大きなテーマになるはずだった。日本高野連は昨年11月、投手の障害予防に向け、今季の公式戦から「1人の1週間の総投球数を500球以内」とすることを決め、各都道府県高野連が独自に開催している地方大会の代替大会でも適用するように求めていた。

 令和2年の高校野球はまだ完全に終わったわけではなく、埼玉と神奈川では23日まで代替大会の日程が組まれている。17日に甲子園で大阪桐蔭と対戦した東海大相模(神奈川)は15日に県の5回戦を勝ち上がったばかりで、甲子園の後も試合予定が組まれていた。東海大相模の門馬(もんま)敬治監督は、昨秋は控えだった背番号「10」の2年生左腕を甲子園で先発マウンドに送ったことについて「もちろん(最近の試合で)一番調子が良かったからだが、球数制限も踏まえて判断した」とも話していた。

 交流試合の組み合わせは日程を前半(10~12日)と後半(15~17日)に分け、出場校が代替大会と重ならないように工夫がなされたが、東海大相模のように過密日程になった高校があったのも事実だ。

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