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【朝晴れエッセー】親父の反省・8月11日

 もう部活決めたのかな?

 コロナ禍で遅れて始まった高校生活。長男は希望の高校に晴れて入学し、新たな毎日が始まっている。

 小学生から始めたラグビー。中学3年までの9年間、息子は仲間とともにそれに打ち込んできた。入学した高校にラグビー部はないものの、他校との合同チームでそのままラグビーを続けるものと信じて疑わなかった。

 今まで応援してきた親父(おやじ)として気持ちがヤキモキした私は、息子に部活は決めたのか聞いてみた。彼は写真部に入部したという。

 えっ?ラグビーは?続けないの?今までやってきたのに? 私はだんだん熱くなってきた。息子はしばし沈黙の後、目から大粒の涙。普段は生意気な彼から。

 そして、今まで練習や試合で耳が聞こえづらく仲間に迷惑をかけたこと、ボールが見えにくかったこと、それが原因で悔しい思いをしたこと、もうラグビーはやりたくないと吐露した。

 私はハッとわれに返った。息子が小学校入学前健診で強度の近眼が判明し、続けて、おたふく風邪の後遺症で右耳難聴になったこと。その現実は彼の元気でラグビーをやっている姿で忘れていた。

 人より倍努力してたんだよな。それに気づかず親父のエゴを押し付けていた自分が情けなくなり泣けてきた。

 息子よ、本当にごめんな。コロナが収まったらカメラ持って大好きな北海道に行こうな!

藤田竜士(43) 岐阜県山県市

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