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【朝晴れエッセー】親孝行・7月28日

 結婚式で両親へ伝える感謝の手紙。その機会がない私は、果たしていつ伝えることができるのだろう。もちろんいつでも伝えることはできるが少し照れくさい。

 絵で食べていく、という夢もなかなか叶わず、けれどこの年になっても諦められずにいるふがいなさ。思い返せば、美大に行くと決めてから、予備校に通うときも全く反対せず、高額な学費や画材代などたくさん支えてもらった。

 家庭をもたず、好き勝手に自分のしたいことをしてきた今思うこと。あのとき父はどんな気持ちで働いていたのだろう。母は何を考えて家を守ってくれていたのだろう。

 唯一、やっと親孝行ができたかなと思えたことがある。それは2年前、あるアパレルブランドの企画で絵がTシャツなどになり全国で販売されたこと。そしてそのシャツを着ていたタレントさんをテレビでたまたま見た父が連絡をくれたこと。

 そのとき、普段ある意味クールな父が「きれいな絵だね。良かったね」と言ってくれたこと、今でも忘れません。諦めが悪くても、こんなに素敵な出来事があるから絵を描いていける。

 親の定年退職を目前にし、30歳を迎える年に長らくお世話になった実家を出てから7年。7月で結婚40周年の両親。好き勝手させてもらった分、これからは微力だけれど全力で私がサポートします。

 結婚式の手紙で伝えたかったけれど、面と向かったらきっと泣いてしまうと思うから、この場を借りて伝えます。

 今まで本当にありがとう。そしてこれからもよろしくね。2人を心から尊敬しています。

星きさら 36 神奈川県鎌倉市

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