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【直球&曲球】宮嶋茂樹 香港の民主主義は消えうせた

 中国政府の香港出先機関「国家安全維持公署」の開幕式=8日、香港(ロイター=共同)
 中国政府の香港出先機関「国家安全維持公署」の開幕式=8日、香港(ロイター=共同)

 いよいよ馬脚をあらわしよったで。いや中国共産党の正体なんか、世界の良識ある人やったら…いやいやこの不肖・宮嶋ですら、とっくに感づいとる。

 これで香港の一国二制度は50年どころか30年ももたず崩壊、中国共産党の一党独裁下に置かれ、香港でも反政府運動は中国大陸と同様、すべて違法。デモ、プラカード掲揚…いかなる政府批判の表現行為をしただけ…いや計画しただけでパクられてしまうのである。

 ホンマやて。現にこの最悪で終身刑まである、香港国家安全維持法なる“人民虐待法”を中国共産党政権はスピード成立させ、わざわざ香港返還記念日(7月1日)の前に施行。分かっているだけでもデモに参加した400人近い若者が逮捕された。彼らには今後、過酷な運命が待っているのである。

 もう誰が見たって、香港と中国は一国一制度、共産党一党独裁、中国人が見たって、香港の民主主義はもはや消えうせたのである。

 日本語も堪能な香港の女性活動家、アグネス・チョウ(周庭)さんですら所属する政治団体から脱退せざるを得ず、「生きてさえいれば希望はある」と声明を発表したんや。

 これ以降、香港と中国大陸にいる限り、いつでも逮捕と拷問を恐れ、香港の女性行政長官のように、中国共産党の顔色をうかがいながら、ビクビク生きながらえるしかないのである。もはや香港では明るい未来も、アグネス・チョウさんが期待するような希望もないのである。

 いやいや笑いごっちゃない。日本人にとってこの香港は対岸の火事とちゃうんやで。次は韓国…ってあの半島は南北ともすでに“中国圏”やから、その次は台湾、沖縄…って。

 台湾は、香港の悲劇をもろ、わが身の出来事と、とらえただけやなく、中国大陸発生の新型コロナも見事、押さえ込んだぐらい、中国共産党政府に対する危機管理を徹底しとるから、まぁ大丈夫や。

 そうなると先に沖縄や。現実的に見て、日本中の反米・反日活動家が集う沖縄の方が中国共産党による一国二制度、やがて中国の島になる方が先やろ。

【プロフィル】宮嶋茂樹

 みやじま・しげき カメラマン。昭和36年、兵庫県出身。日大芸術学部卒。写真週刊誌を経てフリーに。東京拘置所収監中の麻原彰晃元死刑囚や、北朝鮮の金正日総書記をとらえたスクープ写真を連発。写真集に、『鳩と桜 防衛大学校の日々』。

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