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【大阪特派員】山上直子 赤でも青でも、手を洗おう

牛乳石鹸共進社のせっけん「カウブランド 赤箱」
牛乳石鹸共進社のせっけん「カウブランド 赤箱」
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 「箱は赤色やん」

 「え? 青色に牛のマークに決まってんじゃん」

 これは関西出身者と関東出身者の会話。話題は牛乳石鹸共進社のせっけん「カウブランド赤箱 青箱」(以下、赤箱、青箱)についてである。

 関西では緊急事態宣言が解除され「新たな日常」が始まっている。第2波、第3波を警戒しつつ、新型コロナウイルスと共存せざるを得ない日々、マスクとともに欠かせないのがこまめな手洗いだ。

 消毒液がなくてもせっけんで、そして殺菌成分の有無にかかわらず正しく手を洗えば十分にウイルス感染を予防できるのはご存じだろうか。そんな会話の中、昔懐かしいせっけん話に花が咲いた。

 そこで、持ち上がったのが赤か青かの色問題だ。同じ牛の絵柄でもイメージする外箱の色が違う。どうやら、出身地の違いによるようだ。同社は、大阪に本社がある。この5月に創業111年を迎えたという老舗だ。

 実は、以前から気になっていたことの一つが、大阪にはせっけんや化粧品のメーカーが多いことだった。そこで同社にせっけんの歴史や「青箱赤箱の謎」を聞いてみた。

 「パッケージだけでなく、使用感や香り、重量、価格もすべて違うんですよ」と教えてくれたのは、同社・コーポレートコミュニケーション室の田原有紀さんだ。

 赤箱が生まれたのは昭和3年、大阪である。その後、24年に関東圏への進出にあたって開発されたのが青箱だった。当時の関東では後発メーカーだったので、従来の赤箱に対し、青箱は少し小さくして価格も抑えた。同時に特徴も変えた。赤箱はしっとりとした洗い上がりでローズ調の香りなのに対し、青箱はさっぱり系でジャスミン調の香りである。

 「よく、関東の方はさっぱり好きなので青箱、関西の方はしっとり好きなので赤箱…と誤解されるのですが、実は地域によって使用感の好みが違うというデータはありません」と田原さん。

 即席めんなどで関東と関西の味を変えるのは有名だが、せっけんに限っては、地域に好みの違いがあるわけではないらしい。

 では、日本にせっけんが登場したのはいつごろか。

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