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【世界の論点】コロナ対策 日本再評価 米紙「奇妙な成功」 香港紙「称賛すべき規範意識の高さ」

 記事では「新型コロナの流行で最も驚くべき特徴は、東アジアと欧米の間には大きな差があることだろう」とし、感染者数や死者数を比べれば「東アジアはウイルス管理において欧米より優れた結果を収めていることは明らかだ」と分析した。

 東アジア地域の特性について記事は「簡単に言えば、東アジア人は個人主義的な欧米人よりもルールに敏感であるという傾向がある。抗議文化で知られる韓国でも暴力はまれだ」と指摘した。香港でも昨年の「逃亡犯条例」改正案に端を発した抗議活動で、整然としたデモの様子がたびたび報じられた。

 日本については「世界屈指の高齢者人口を抱えながら死亡率が低いことは特筆に値する」と評した。イタリアの死亡率は日本の「約45倍」と指摘し、高齢者が介護施設ではなく在宅で生活している割合は両国ともほぼ同じという調査結果も紹介した。「日本は検査数が少ないことで広く批判されてきた。だが、世界で最もリスクの高い(高齢者)人口を抱え、高度な医療システムを持つ日本は、新型コロナの最も致命的な症状の一つである肺炎の治療法を開拓してきた」と分析した。

 さらに「日本のロックダウン(都市封鎖)は軽度」だが、「大規模な集会の禁止、マスク着用、手の消毒などの指示が広く守られている」とし、韓国とともに社会的な規範意識の高さを称賛した。

 こうした日本人の規範意識をたたえる声は別のメディアでもある。シンガポールのオンラインメディア、マザーシップは9日の記事で、日本在住のシンガポール人男性の意見を取り上げ、「日本の対応はシンガポールほど効率的ではないと思うが、新型コロナの拡散を遅らせている」との声を紹介した。

 シンガポールは4月7日から職場・学校の閉鎖措置「サーキットブレーカー」を導入し、厳格な外出制限を実施している。男性は「(日本も)家にいることを義務化できればいいと思う」としつつ、「シンガポール人と比べ、日本人は自身を律し、ルールを守る人が多い。政府が法律で強制的に家に押し込める必要はないのかも」と解説した。(シンガポール 森浩)

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