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【主張】昭和の日 先輩も懸命に戦い抜いた

 昭和の日を迎えた。新型コロナウイルスの緊急事態宣言の下である。

 一口に昭和といってもいろいろな時代相がある。その中でも、戦争から復興という激動期を戦い抜いた先輩がいたことを今は思い起こしたい。その歴史は、非常時にある現在の日本人の支えともなるのではないか。

 この日は祝日法では「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日とされている。

 昭和日本は第二次世界大戦という未曽有の経験をした。簡単に総括することなどできない重い歴史である。しかし戦地でも銃後でも国民が協力し合い、懸命に努力したことは間違いない。

 昭和20年の敗戦後、焦土となった国土で日本人は歯を食いしばって復興を果たした。わずか20年余り後には世界2位の経済大国にまでなった。

 日本には懸命に戦い抜き、焦土を経済大国にまで回復させた昭和の先輩の歩みがある。コロナ禍が国民を襲っている現在、その貴重な歴史を思い返したい。

 新型ウイルスとの戦いを欧米の首脳は戦争にたとえた。安倍晋三首相も緊急事態宣言を全国に拡大させた後の会見で、「日本全体が一丸となりウイルスとの戦いを戦い抜いていく」と述べた。

 「戦時下」色をことさらに強調する必要はあるまい。戦火が上がるわけでもない。しかし国民が協力して戦わなければならないという点では、ウイルスとの戦いは確かに戦争と共通しよう。

 今も医療従事者が危険と隣り合わせになりながら戦ってくれている。使命感がそこにあることを忘れるまい。社会生活の維持に必要なさまざまな仕事の場で働いてくれている人もしかりだろう。

 ウイルスに感染せず、また無症状のまま人にうつさないためにも、国民にはさらに自覚が求められている。

 不要不急の外出を自粛することも、ウイルスとの戦いである。危機感を改めて共有したい。

 昭和の戦争や終戦後の混乱を知る世代は今は高齢であり、感染すれば重症化リスクが高い。日本を築いてくれた人たちに、決してうつしてはならない。

 大切なのは日本人が団結することだ。昭和の先輩は一致団結して国難を乗り越えてきた。現代の日本人にもできないはずがない。

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