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【思ふことあり】スポーツジャーナリスト・増田明美 努力は将来に必ず生きる

記者会見でインターハイの中止を発表する全国高体連の岡田正治会長(左)と奈良隆専務理事=26日午後、東京都千代田区(代表撮影)
記者会見でインターハイの中止を発表する全国高体連の岡田正治会長(左)と奈良隆専務理事=26日午後、東京都千代田区(代表撮影)

 新型コロナウイルスの影響で週末のマラソン大会が次々と中止になり、昨年に比べて私が接触する人数は99%減になった。でも、目標達成とは喜んでいられない。まだまだ気を引き締めていかないと。

 家で本を読む時間が少し増えたが、テレビを見る時間も増えた。そんな中、「ん?」と気になったことがある。人の多さを紹介する映像だ。例えば、品川駅のコンコースでの朝の通勤風景。新幹線に乗る際に、激流のような人の流れに遭遇し、反対側に渡るのに苦労したことを思い出す。

 最近、ある新聞で横から通勤風景を撮った写真を見たが、以前と比べ物にならないほど人が少ない。明らかに半分以下の印象。でも、長いコンコースを望遠レンズで映し、「こんなに多くの人が…」と紹介している情報番組があった。

 日々、品川駅を利用している人は駅を利用する人の数が激減していることを知っているだろうが、誤解を生んでしまう。商店街の紹介でも同様の手法が取られていた。

 映像にインパクトを求め過ぎると事実と違う伝わり方をすることがある。客観的なデータも合わせて紹介した方がいいと思う。

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 そんな話題がニュースや情報番組で報じられる中、女優、岡江久美子さんの急逝はショックだった。生前、岡江さんが17年間司会を務めた朝の情報番組に出演させていただいたことがある。岡江さんの飾らない“男前”で聡明(そうめい)なお人柄に、すぐファンになってしまった。

 がんの治療中で、予防には気をつけていたはず。私にとってこの訃報は、何よりも新型コロナウイルスの脅威を身近に感じさせるものだった。自分の命、人の命を守るために、できる限りの努力をしなければいけない。

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 ただ選手にとっては、自分の努力ではどうしようもないことも起こってしまう。高校スポーツ30競技の全国大会、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まった。選手はもちろん、運営や移動、宿泊など、大会に関わる人たちの命や安全を守るため、やむを得ないとの結論に至った。

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