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【スポーツ茶論】白球の夢を追いかけて 蔭山実

 神奈川県に新しい球団が誕生した。野球の独立リーグに今季から参加した県民球団「神奈川フューチャードリームス」である。横浜市を本拠地とするプロ野球の横浜DeNAベイスターズだけでなく、広く県下で野球ファンの夢に応えるものだ。

 ただ、残念ながら、4月18日の横浜スタジアムでの記念すべき地元での開幕戦は新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う対策で延期された。しかし、安全に“夢の船出”を迎えるためでもある。そのときをいまはじっと待とうと思う。

 そもそも県民球団が創設された背景には「野球を通じて県民が一つになって地域活性化を図ることのできる球団づくりを目指す」という理念があった。そこには、野球以外の活動にも参加して地域社会と積極的に交流し、県内全域で地域貢献を果たしていくという思いが込められている。

 新型コロナウイルスの感染拡大で初の公式戦を前に「緊急事態宣言」を迎えることにもなった。何をするにもまだ手探り状態かもしれないが、理念に沿って、地域にとってどんな存在になっていくかを考える機会にもなるだろう。

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 野球の独立リーグは米国ではMLB(大リーグ)と同じぐらいの歴史を持つ。マイナーリーグと併存する、歴史ある世界だ。そこでは、「野球を続けたい」「いつかは大リーグでプレーしたい」という熱い思いを抱く者が奮闘を続けている。

 「心技体を高め、リーグ優勝を目指し、一人でも多くプロ野球に送り届けるために成長を続ける」。フューチャードリームスの創設目的にこうある。高校から大学、社会人と野球を続け、さらにプロ野球を目指す選手。県民球団の新設は彼らが野球を続けられる機会を新たに生み出したことにもなった。

 そこで、もう一つ、創設目的で注目したのが選手のキャリアを発展させていくための支援であった。シーズンオフ中の就業や引退後の第二の人生をどう見つけるかは大事なことである。

 そこで取り組むことにしたのが県内を中心とした企業との関係構築だ。そして、「選手が誇れる社会人として自立できるようにする活動にも取り組む」との方針も打ち出した。実は、これこそが最も重要なことだと感じている。

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