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ニュース コラム

【ソロモンの頭巾】長辻象平 全国ユース環境活動 地域おこしのヒント山盛り

 広島県は国内第2のニシキゴイ産地。県立世羅高校は色の悪い稚魚が大量に焼却処分されていることを知り、有効利用を考えた。成果物は魚醤(ぎょしょう)。稚魚なので解体せずに良質の魚醤を効率よく生産できた。この技術を踏まえてアミノ酸に富んだ堆肥生産にも成功。稲作に使えばおいしい「鯉米」が育ち、耕作放棄の歯止めにも役立つ。循環型農業への貢献だ。(環境大臣賞)

 ◆ネット 発信力

 青森県立名久井農業高校はアフリカの乾燥地帯の畑で作物の根元に雨水を集める農法に、日本の三和土(たたき)を用いる技術を考案した。

 アフリカでは傾斜地の畑に種子をまき、その下方に土を盛って三日月形の堰(せき)を作り、雨水受けにするのだが、堰の土は崩れやすい。日本の土間を固める三和土に堆肥を混ぜて堰を形成すると収量も増す。国際大会や英語のホームページで世界に情報発信する計画だ。(国連大学サステイナビリティ高等研究所長賞)

 仙台高等専門学校名取キャンパスはクロマツの精油成分の抽出には水蒸気蒸留法が適し、枝から森林の香り、葉からは柑橘系の香りが得られることを発見した。香りを放つ抗菌スプレーの誕生だ。クロマツは東日本大震災からの復興の象徴となっている。

 愛媛県立上浮穴高校はペルーの箱形打楽器「カホン」の製作と演奏で、木材の利用促進による持続的な森林管理への情報発信に力を入れた。

 長崎県立諫早農業高校は放置竹林問題の解決に挑戦中。竹を粉砕した竹チップがキノコの菌床栽培の基材として役立つことをシイタケ、キクラゲ、マイタケで実証した。雑菌の発生を抑える効果も確認した。

 北海道標茶高校は同校内でこれまでに257種のキノコを同定。野山の生態系で重要な役割を担うキノコへの興味を多くの人に持ってもらえるよう作成したロールプレーイングゲームをネット上にアップした。

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