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【ソロモンの頭巾】長辻象平 全国ユース環境活動 地域おこしのヒント山盛り

「小学生らに海の大切さを伝えるときに魚ロボットが役立ちます」と話す鈴鹿高校のメンバー(いずれも長辻象平撮影)
「小学生らに海の大切さを伝えるときに魚ロボットが役立ちます」と話す鈴鹿高校のメンバー(いずれも長辻象平撮影)
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 北海道から沖縄までの高校生らが各地域で取り組んでいる個性豊かな環境問題の研究や実践活動の成果を紹介する「全国ユース環境活動発表大会」が東京都内で開かれた。

 環境省と環境再生保全機構、国連大学サステイナビリティ高等研究所が主催するこの大会には16校が参加して、今年で5回目。

 ◆減らせ 海ごみ

 鈴鹿享栄学園鈴鹿高校(三重県)はスズキやカレイなどの自作の魚ロボットを持参した。姿もそっくりで操縦すると水中で泳ぐ。小学生などの関心を集めるツールとして有用で、伊勢湾などの海の環境保全活動に役立てているという。

 京都府立木津高校はマイクロプラスチックの発生抑制を目的に、柿渋で新聞紙の強度や防水性を高め、ポリ袋類の代用になる素材開発に取り組んだ。地元は日本三大渋柿「天王柿」の産地。(環境再生保全機構理事長賞)

 京都府立綾部高校は日本海に注ぐ由良川の河川清掃を継続中。水質や水生生物の調査もしている。海ごみの起源は川ごみ、という視点に立っての活動だ。

木津高校が利用を提案する柿渋染めの新聞紙。破れずに水をためられる(いずれも長辻象平撮影)
木津高校が利用を提案する柿渋染めの新聞紙。破れずに水をためられる(いずれも長辻象平撮影)
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 山陽女子中学・高校(岡山市)は瀬戸内海の海底ごみや島々への漂着ごみの回収と発生抑制の啓発活動に力を入れている。ごみのラベルから発生場所を読み取り、浮遊ごみの移動速度も算出した。

 沖縄県立沖縄水産高校も海ごみとマイクロプラスチックに注目し、実習船で太平洋での目視調査やネットによる採集を実施。トビウオの胃からは化学繊維らしきものを検出した。

 ◆生かせ 廃棄物

 静岡理工科大学星陵高校は太陽エネルギーを利用する発酵装置に生ごみを入れ、微生物の働きでメタンガスを生産するシステムを構築した。生ごみ由来のバイオメタンは燃やしても大気中の二酸化炭素を増やさない。副産物の液肥で茶を育て、バイオメタンで湯を沸かす「バイオメタン茶室」も目指す。

 石川県立翠星高校は地元のユズ産業で果皮の半分が捨てられていたことに注目。和菓子やアロマオイル、和紙に活用の輪を広げる「廃棄果皮0システム」を確立し、各地の柑橘(かんきつ)産地に紹介して喜ばれている。

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