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【記者発】休校…気になる子供達の居場所 整理部・森山志乃芙

学童保育に預けられ、図書室で離れて座りながら静かに読書する児童たち=2日、宇都宮市立中央小学校(松沢真美撮影)
学童保育に預けられ、図書室で離れて座りながら静かに読書する児童たち=2日、宇都宮市立中央小学校(松沢真美撮影)

 アレルギー持ちにはつらい季節が来てしまった。毎年のことと諦めつつ今年はくしゃみ一つするのでも肩身が狭い。新型コロナウイルスの感染が拡大しているからだ。

 イベント、コンサートの中止や無観客開催が相次ぐ中、近所の図書館も予約資料の貸し出しと返却は受け付けるが、書架への立ち入りや座席利用などはできなくなったらしい。臨時休館する図書館もあるそうだ。

 全国の小中高校が一斉休校するくらいだから、仕方がないことかもしれない。ただ、いじめなどで学校がつらい子供たちには休校が救いになるだろうと思う一方で、虐待などで家がつらい子供たちはどうしているのか気になってしまう。家に閉じ込められ四六時中、顔をつき合わせていたら、大人も子供もストレスがたまる。そのストレスの行き先を考えてしまう。

 以前、夏休み明けに子供の自殺が増えることを憂えた図書館職員が「学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね」と呼びかけたことがある。そんな死にたい逃げたい子供たちを受け止めてくれる図書館も閉まっている。家にいられない子供たちは、いったいどこに逃げたらいいのだろう。図書館だけではない、その他の逃げ場所は機能しているのだろうか。

 一斉休校に伴って、さまざまなオンライン学習支援や、漫画の一気読み公開などがされている。その合間でいい。つらいこと、悩んでいることがあったら、ほんの数タップでつながる。相談して、助けを求めてほしい。

 そして私たち大人も、時差通勤や在宅勤務をしていたら、いつもの時間なら見えないもの、聞こえない声に気づくかもしれない。そうしたとき、ちょっと勇気を出して、行動してほしいと思う。それが、誰かを救うことにつながるかもしれないのだから。

【プロフィル】森山志乃芙

 平成14年入社。東京本社整理部、大阪本社整理部などを経て、27年から東京本社整理部。本紙の見出しにつけた「魔の2回生」は29年の新語・流行語大賞のトップテン入りした。

 24時間子供SOSダイヤル「0120・0・78310」

 チャイルドライン「0120・99・7777」(午後4時~9時。チャットも)

 児童相談所虐待対応ダイヤル「189」

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