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【スポーツ茶論】大物の負けにも不思議なし 蔭山実

NFLタイタンズのマイク・ブレイベル・ヘッドコーチ=2月25日、インディアナポリス(USA TODAY=ロイター)
NFLタイタンズのマイク・ブレイベル・ヘッドコーチ=2月25日、インディアナポリス(USA TODAY=ロイター)

 「相手が分かっていても、うまくいくのなら、もうこちらのものだ」。1月から2月にかけて行われたNFL(米プロフットボール)のプレーオフ。期待以上に躍進したテネシー・タイタンズのマイク・ブレイベル・ヘッドコーチ(HC)は試合後にこんな話をしていた。

 このときの相手はスーパーボウルの常連だったニューイングランド・ペイトリオッツ。すなわち、クオーターバック(QB)のスーパースター、トム・ブレイディを破ったときのことである。

 レギュラーシーズンは地区2位の成績で、プレーオフに最下位の第6シードで出場した。初戦のワイルドカード争いで第3シードのペイトリオッツと対戦。結果は20-13で、タイタンズが大方の予想を覆して常勝軍団を倒したのだ。ただ、米紙ニューヨーク・タイムズはこう伝えている。「シーズン最後の10試合、タイタンズの戦いぶりを見ていれば、この結果にはだれも驚かないだろう」。「10試合」とは攻撃の要であるQBが代わって以降のこと。そのときの好調ぶりを知る者は少なかったというのだ。

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 タイタンズにはドラフト1巡目で獲得したQBのスーパースターがいる。だが、今季は開幕から振るわず、代わりに控えのQBを起用することになった。7年間、他のチームで可もなく不可もないシーズンを過ごし、何かのときにと契約したライアン・タネヒルである。

 「いまだと感じた。ただ、それだけだった」。決断したときのことをブレイベルHCはこう振り返る。フィールドに送り出した控えのQBが自信たっぷりにボールを動かし、チームは息を吹き返す。そのまま先発QBとして起用することになり、ファンや関係者を驚かせた。

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