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【ソウルからヨボセヨ】国難克服 抗日の気概で

車に乗せたまま、乗員の新型コロナウイルス感染検査をする診療所の当局者=26日、韓国・世宗市(聯合=共同)
車に乗せたまま、乗員の新型コロナウイルス感染検査をする診療所の当局者=26日、韓国・世宗市(聯合=共同)

 韓国では新型コロナウイルスのことを「新種コロナバイラス」といっているが、感染者の増え方は中国を上回るような勢いになっているため恐怖が広がっている。懸念されていた3月からの新学期に向けた中国人留学生の再入国問題も、逆に留学生が韓国入国を避ける事態になっている。

 地下鉄やバスの乗客も今やほぼ100%がマスクをしており、マスク嫌いだった筆者もマスクをし始めた。していないと周囲を不安がらせるからだ。事実、地下鉄でマスクをせず、せき払いをしたら、隣の若い女性がすぐ席を立って逃げていった。バスでは、マスクをしていない年配の客に若い女性が抗議したためケンカとなり、運転手が割って入る風景もあった。

 買い占めのせいだろうか依然、マスク不足が続き、先行き不安から一部で食料品や日常品の買いだめも出ている。ただ一方で“国難ムード”から国民団結が強調され、買い占めなど利己的動きは非難され、逆に医療陣の奮闘や地域協力が美談として語られている。

 時あたかもその昔、日本支配に抵抗した「三・一独立運動」の記念日が近いとあって、メディアなどは「抗日独立運動の気概で国難を克服しよう!」などと檄(げき)を飛ばしている。新型コロナウイルスは中国発のはずだが、それで元気が出るのなら仕方ないか。(黒田勝弘)

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