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【日曜に書く】そうだ国後・爺爺岳、行こう 論説顧問・斎藤勉

北海道羅臼町から望む国後島(奥)=1月
北海道羅臼町から望む国後島(奥)=1月

 ◆領土問題は情報戦だ

 旧ソ連・カザフスタンの首都ヌルスルタンで韓国大使館が数年前、日本の領土の「竹島」を「韓国領土」と宣伝する展示を行った。抗議に行った日本の外交官は、居合わせたカザフの外交官に「日本も負けずに『靖国参拝』のPR活動をやったら」と励まされたとか。「ロシア、中国と長い国境で接したカザフ人のバランスが取れた外交感覚に感心した」とこの外交官はいうが、日本海から遠く離れた海なし国家カザフでも「竹島」の嘘宣伝に精を出すとは、韓国も見上げたものではないか。

 領土問題とは国家の主権と民族の尊厳をかけ、国際世論も味方につけるべく戦うかくも苛烈な歴史戦であり、情報戦である。嘘も百回で世界は虚説を信用してしまいかねないのだ。

 昨日は「竹島の日」だった。不法占拠を続ける韓国はソウルに「独島(竹島の韓国呼称)体験館」を造っておきながら、内閣官房が1カ月前に東京・霞が関で再開した「領土・主権展示館」には即座に撤去を要求してきた。ロシアも「前向きな雰囲気を作ろうとする日露首脳の合意に反する」と抗議してきた。

 昨年までの旧展示館では竹島問題と中国が領有を狙う尖閣諸島の資料だけが展示されていたが、新館では展示面積を7倍に拡充し、初めて北方領土問題の展示が登場した。戦後75年も経(た)ってやっと四島、竹島、尖閣の領有の歴史的正当性を三位一体で訴える展示が実現した。

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